カービューの一括査定 ヤフー子会社の実力
車関連SNS「みんカラ」を運営するカービュー
車好きであればネット上で何度も目にしているであろう「みんカラ」。
みんカラはカービューが運営するSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)で、みんカラのブログなどで公開されているパーツや車のレビューにお世話になった方も多いと思われます。
みんカラなどを運営するカービューは2014年にヤフーによって完全子会社化されましたが、ヤフーの磐石な経営基盤や凄まじい広がりを見せるヤフオクとカービューが持つ自動車関連のノウハウが連携する事による相乗効果を期待できます。
実際にカービューの車買取一括査定では膨大な利用者数と業界トップクラスの提携査定会社を誇り、我々利用者にとってもより高い査定額を引き出せる環境が整っています。
では実際に査定の依頼を行いながら、その手順や「何社の査定業者が付くのか?」などを見て行きたいと思います。
■車関連SNSである「みんカラ」などを運営している会社
平成22年式アルファードをカービューで一括査定
まずはカービューのホームページを開きますと、最初に表示される画面から見える位置に下図のような一括査定の依頼フォームがありますので入力していきます。
まず目に飛び込んでくるホームページの少し下に下図のような一括査定申し込みフォームがありますので、ここに必要事項を入力していきます。
今回査定する車は平成22年式トヨタアルファードでグレードは「240S」、色はホワイトパールで走行距離は60,001~65,000kmのものを使用します
必須項目を埋め「確認画面へ進む」をクリックしますと以下の確認画面が表示されます。
カービューの一括査定に参加している査定業者は200社以上で、そこから最大8社が選ばれるとの事ですが、今回は「ビッグモーター」「東京ユーポス」「カーリンク」「ガリバー」「ベストワン」の5社が選ばれました。
住所が東京西部の市と周辺に買取業者に困る事のない地域であり、かつ中古車市場で非常に人気の高いトヨタアルファードという事を鑑みると、ちょっと少ない印象を受けました。
ただ、アルファードなどのミニバンはもう少し地方に寄った方が需要が多そうで、地域や時期によっても大きく異なりますので一概に買取業者が多い少ないの判断はできません。
ちなみに上図の確認画面を見ても分かるように買取業者一社一社にチェックボックスが設けられ、こちらが任意で買取業者を選ぶ事が出来ますので、もしこれまで他社の一括査定などによって一度査定を受けた業者があるのであればここでチェックを外しておけば良いでしょう。
■チェックボックスで買取業者を選定でき一度査定を受けた業者は外せる
カービューでの一括査定の結果は?
上記の確認画面から「査定お申込み」をクリックすると程なくして複数の買取業者から電話やメールが届きます。
今回電話がかかってきたのは4社だったので、この4社と電話で車のグレードや色、傷の付き具合、具体的な走行距離などを伝え、実際に査定を受けたのは3社で、残り1社は電話でおおよその査定額を聞きました。
どの業者がどのくらいの査定額を提示したかの明示は避けますが、結果としては180~213万円という幅になり、一番安い査定額を出した業者と一番高い査定額を出した業者の差額は33万円となりました。
この差は純正オプションや内外装の状態への評価に違いがあることに加え、業者によって欲しい車種が違うようで若干の温度差も感じた事から、改めて複数の査定を受ける重要さを思い知らされました。
■業者による評価の違いや温度差を感じ、それが査定額の違いに表れた
カービューの一括査定を終えて まとめや評価
もともとカービュー自体がヤフーの完全子会社化する前は東証マザーズに上場していた企業とあってそれなりの事業規模があり、そこへヤフーというバックボーンが出来て非常に力のある企業になった印象を受けます。
ゆえに信頼性に全く問題が無く、そういった事もあって提携買取会社200社以上という規模になっていると推測されます。
ただ、提携企業数の割に選ばれる査定業者は最大8社と、ズバット車買取比較やカーセンサーの一括査定に比べると選ばれる業者数も若干少なく感じました。
ただ業者数が多ければ多いほど良いという訳でもなく、あまり多すぎると対応が面倒になるのも事実なので、この辺は状況によりけりとも言えるでしょう。
提携買取業者の数が多いという事はその地域地域に根ざしている買取業者が選定される可能性も高まり、結果大手では出せないような査定額が出てくる事もありますので、車の売却を考えているのであれば提携会社の多いカービューを一度はチェックしておくべきと考えます。
■一括査定において提携買取業者の多さは正義
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