自分で車内のクリーニングを行い査定アップ!
車内の汚れ・臭いは査定ダウンに繋がる
車を売却する際、車内の汚れはもちろんタバコやペット、芳香剤など様々な臭いも査定ダウンの対象となり、酷い場合にはマイナス額が10万円を超えることも。(→車内の強い臭いは買取時マイナス査定に)
多少の汚れや臭いであれば査定に大きな影響を与えいないものの、愛煙家や動物好きの方などどうしても車内に臭いが付いてしまっている場合マイナス査定は避けられません。
そんな時は自分で徹底的にクリーニングを行い査定ダウンを回避する方法もあります。
内装の拭き取りや掃除機による清掃
車内の清掃でもっとも基本的なものはシートなど布部分を固く絞った雑巾で拭き取り、同時に掃除機を用い車内の細かいゴミを吸い取ることです。
車内での飲食によって食べこぼしたものは、多少であれば臭いの元になることは少ないものの、それが蓄積すれば独特の臭いを放つうえ、見た目にもゴミが落ちていることが分かるので、掃除機による清掃は重要。
また常に体を密着させるシートは体臭や汗はもちろん人によって異なる生活臭がこびりつく場所でもあり、定期的な拭き取りは車内の綺麗さを維持すると共に臭いの防止にも役立ちます。
車内に気を使う人…特に女性は洗車時に車内の清掃を行っている人も多いと思いますが、男性は外装にばかり気を遣う傾向にあり車内が疎かになっている場合も。
これらの清掃をまめにおこなっていれば車内の臭いはある程度防止できますが、これはあくまでも表面的な汚れや臭いのみにしか効果がないため、車の中で頻繁にタバコを吸う場合やペットを乗せる場合、強い芳香剤を入れている場合は対応しきれないのが実情です。
■頻繁にタバコを吸う、ペットを乗せる場合は対応しきれない場合も
時間があれば自分で徹底的なクリーニングを
車内にこびりついた汚れや強い臭いの場合シートの拭き取りや掃除機による小さなごみの除去では限界がありますが、そういったこびりついた汚れや強烈な臭いこそ買取時の査定ダウンに繋がるものだったりします。
これを取り除くにはもっと本格的な清掃を行う必要があるものの、業者に頼めば5万円は下らない料金がかかってしまうので、ある程度まとまった時間がある時に自分で徹底的におこなってみませんか?
車内の臭いの大半はシートやフロアマットなど「布」に染み付いたもので、表面だけの清掃だけで除去するのは限界があり、車内清掃の業者がよく使用する汚れた水ごと吸引する強力な掃除機でも取り切れないでしょう。
そういった場合は「丸洗い」するに限り、シートはもちろんフロアマット、できればその下のカーペットも外し徹底的に丸洗いするのです。
それと同時に簡単には取り外せないものの汚れや臭いの落としやすいプラスチック部分をしっかり拭き取ることで車内の臭いは見違えるように軽減されます。
■できる限り外した上で丸洗いすると驚くほど臭いは消える
車内の丸洗いはどうやって行うのか?
先ほども書きましたが、臭いが染みついているのは大部分がシートやフロアマット、その下のカーペットに代表される布です。
フロアマットは洗車でも外して掃除することも多いですから簡単に外せるとして、実はシートもボルト4ヶ所くらいで留まっているだけなので外すことは決して難しいことではありません。
特にフロントシートは上図のように非常に分かりやすいので戸惑うようなことはほとんどないと思われます。リアのシートは車種により外し方やボルトの位置、場所が大きく異なりますが、ネットなどで車種ごとに調べれば外し方は出てくるでしょうし、よほど特殊なものでない限り難しいことはないと思います。
この際シートベルトのセンサーも付いていると思われますから、それも外したうえで丸洗いする時にはビニール袋などで先をかぶせるなどし水が入らないようにしっかりと対策して下さい。
ちなみに、パワーシートや暖房機能が付いているシートに関しては丸洗いはNGとなります。
こうやってシートを外したら躊躇なく水をかけ、表面の汚れが概ね流されたところで洗濯などで用いる中性洗剤とブラシでガシガシ洗い、しっかりとすすぎます。
これを2、3回繰り返せば臭いや汚れは驚くほど落ちているでしょう。
ただ、内部までしっかりと乾かすには時間がかかりますので、できれば気温の高い晴れの日の午前中に洗浄を終わらせ、午後は日当たり、風通しのよい場所で乾かす必要があります。陰干しとかするとカビや別の臭いが発生する可能性もありますので注意が必要です。
シートに関しては乾燥期間を2、3日見ておいた方がいいので、晴れの日が続き数日間車に乗らなくてもよい時を選んで行うようにして下さい。
■パワーシートや暖房機能が付いているシートは丸洗いNG
■乾燥期間は2、3日を見ておく
シート以外もしっかり洗ってしまおう
シートを取り外せばフロアマットはもちろんカーペットの一部も比較的簡単に取り外せる場合がありますので、外せる布製品はできるだけ外し、シート同様ブラシや中性洗剤を用いしっかりと洗っていきましょう。
こちらはシートほど洗う時間や乾燥時間を要しませんし、万が一乾かなくても車を運転することはできますので、まずはシートを洗いその後マット類に取り掛かればいいでしょう。
そして乾燥させている時間に車内の細部に至るまでしっかりと拭き上げていけば臭いや汚れはほとんど残らないはず。
ちなみに私は依然、シートやマット類はもちろん天井の内張りまで取り外して洗ったことがありますが、気になる臭いは完全に消え去りました。
これだけの丸洗いになると業者に頼めば5~10万円コースになりますので、時間に余裕がある時でも自分でやればお金がかからない上に査定アップにも繋がり一石二鳥です。
いざやってみると結構楽しい上に終わった後は非常に気持ちがよく達成感もひとしおなので、ぜひ取り組んでいてください。
車の売却をお考えの方は
今乗っている車を手放そう、新しい車に買い換えようと考えている方は一度「ナビクル車査定」での一括査定を検討してみて下さい。
ナビクル車査定での一括査定はガリバーやアップル、カーチスなど多くの有名買取業者が参加しており、その中から最大10社の査定を受けられ、私自身2度ほど査定をお願いしましたが、査定会社によってホンダフィットで約11万円、トヨタノアで約35万円の差が生まれました。
また一括査定では珍しく査定申し込みの時点で画面に売りたい車の概算価格も分かるという特徴があるため、その場である程度の査定額が想像できるというのも大きなメリットです。
おすすめの車買取業者
あわせて読みたい関連記事
一般的に改造車はノーマル車に比べ買取価格や売却額が下がるといわれています。しかしアルミ交換や車高ダウン程度のセンスの良いライトチューンならばプラス査定になる場合も多く、必ずしも改造車の査定額が下がる訳ではありませんが、マニアックな改造になると査定は下がる傾向に…続きを読む
車を売却、買い取ってもらう際に喫煙車の査定はどうなのか?喫煙車は査定においてマイナスの要素しかなく、臭いや内装の焦げなどによって査定額は下がりますので、それを避けるための方法などを考えていく必要があります。具体的に査定ははいくらぐらい下がるのでしょうか…続きを読む
車を廃車にする際に戻ってくる可能性のあるものは自動車税や自動車重量税、自賠責保険料になります。しかしこれらはそれぞれ条件や還付の手続きが異なり、また売却などによる名義変更や移転登録では還付の対象になりません。また軽自動車か乗用車かによっても変わってきます…続きを読む
長く乗った車は低年式で走行距離も伸びている車が多く、そういった車は0円査定で値段の付かない事もよくあります。そういった車の処分はお金がかかったりするのでしょうか?未だにそんな勘違いがはびこっていますが実際はお金がかかるようなことはなく廃車でも買い取ってくれる場合も…続きを読む
車の査定において買取額に一番大きな影響を与えるのが修復歴です。多くの方は板金をすれば修復歴ありになると勘違いしていますが、これは間違いで車の骨格部分を交換、修理した車を修復歴車と呼び、修復歴がある場合の買取額は2~3割ほど安くなってしまいます…続きを読む
中古車の価格や買取相場を決める要因は様々ありますが、簡潔に言ってしまえば「人気」がすべてとなります。極端な話、中古車には新車価格は関係なく需要と供給のバランスでのみ価格が決まるといった特徴があります。同じ車種でも希少グレードになると一気に価格が跳ね上がることも…続きを読む