ブラックパールは買取査定において有利

買取で有利なブラックパールやメタリック

ブラックパールの買取は?

ブラック(黒)の車は白、シルバーと並ぶ定番のカラーであり、それだけに新車・中古問わず非常に高い人気があります。

かつては“黒”といえば単色のソリッドブラックが一般的でしたが、近年はそれにマイカ(雲母)を吹いたブラックパールやブラックマイカ、細かいアルミ片を混ぜクリアを吹いたブラックメタリックなどが登場。

キラキラ感があり光の加減や角度で表情を変えるブラックパールなどはたちまち人気のカラーになりましたが、買取査定においてはどの程度評価されるのでしょうか?

ブラックパールやブラックメタリックの買取での現状や人気の車種などを詳しく見ていきたいと思います。

ブラックパールやメタリックの違いって?

上でも少し触れましたが、ブラックパールとブラックメタリックは微妙に異なり、これとは別にパールなどが入らない単色のソリッドブラックが存在します。

ソリッドブラックは純粋な黒の塗料を塗ったのみの1コート、もしくはその上にクリアを吹いた2コートで、昔から存在する「黒塗りの車」はこれに当たります。

一方のブラックメタリックは黒の塗料に細かいアルミ片などを混ぜたものを吹き付けた後にクリアを塗る2コートで、シルバーなどに代表されるメタリック色と同様になります。

一部の輸入車を除きソリッドブラックやブラックメタリックなど2コートまではどの色も値段が変わらないのが一般的です。

一方のブラックパールやブラックマイカはソリッド同様ベースとなる黒を塗った上に雲母(マイカ)片を混ぜたものを吹き付け、最後にクリアを塗る3コートが一般的で、新車の場合オプションカラーとして3~5万円ほどアップになることが多い色。

このように厳密にはパールやマイカとメタリックは異なるものの、名前の表現としてメタリックやパールという文字を使うこともありますので線引きがあいまいになっていることがあります。

まあ素人目にはブラックパールもブラックメタリックも「キラキラした黒」という認識でしょうし、買取査定において同じと考えて差し支えありません。

■厳密にはブラックパールとブラックメタリックは違う
■買取査定で同色のパールとメタリックで差が出ることはほとんどない

ブラックパールとブラックってどっちが人気?

パールの塗料というと高級車に採用されているイメージがあるかもしれませんが、近年ではブラックパールは軽自動車やコンパクトカーにも設定されており…というか、むしろ軽やコンパクトカーの黒系はブラックパールしか設定がないことが多い傾向にあります。

高級車になるほど単色のソリッドブラックが設定される傾向にあり、クラウンやヴェルファイアなどはソリッドブラックとブラックパールの両方が選べたりします。

トヨタのカラー番号202のソリッドブラックは最高級車センチュリーにも採用されている色ということもあり高級感という意味ではソリッドブラックに軍配が上がるでしょう。

ただしソリッドブラックは恐ろしいくらい傷や凹みが目立ち、高級感を醸し出すにはしっかりとした手入れが必要なので、それに比べブラックパールは幾分傷が目立ちにくいため気軽に扱え、それが軽やコンパクトカーが積極的に採用する理由の一つなのかもしれません。

クラウンなどブラックとブラックパールの両方が設定される車種の場合、人気という面ではブラックに軍配が上がるでしょうか。もちろんある程度綺麗な塗装面を維持していることが前提になりますが。

ただ、黒系はブラックパールしか設定がない車種も多く、そういった場合大半の車種で人気トップ3以内にブラックパールが入るほどの人気です。

高級車などではブラックの方が人気の傾向があるも、ブラックパールもそれに準じるほどの人気がありますので査定でマイナスになるようなことは考えられず、多くの車種でプラス査定が引き出せるでしょう。

■一部高級車ではソリッドブラックの方が人気がある
■黒系はブラックパールの設定しかない車種も多く、人気は高い

ブラックパールの買取査定が高い車種

ブラックパールやブラックメタリックは黒系ということもありどんな車種でも買取ではプラス査定が見込めますが、中でもコンパクトカーや軽自動車のカスタム系のグレードでは非常に高い人気を誇っています。

具体的にはワゴンRスティングレーやN-BOXのカスタム、アクアのGsなど。

とはいえ黒系はブラックパールやブラックマイカしか選べない車種も多いため、そういった車種では黒と同列に考えて差し支えなく人気は不動。しかもオプションカラーとあってプレミアム感もあります。

ソリッドブラックとブラックパールの両方が設定されている車種においてはブラックに劣ることもある…その程度に考えておけば間違いないでしょう。

■ブラックパールは軽やコンパクト、とりわけカスタムグレードで人気

ブラックパールのプラス査定額

元々黒系の色自体に人気がある上に、ブラックパールはオプションカラーで3~5万円ほど高いため、査定においてもそれが加味される可能性があります。

ブラックパールのプラス査定は基本的に5%くらいを見ておけばいいでしょう。100万円が基準額であれば105万円くらいになるイメージでしょうか。

車種によってばらつきはあるものの、基本的にブラックパールでマイナス査定になることは考えられず、悪くても±0円、比較的高額な車になると10万円くらいのプラスも見込めます。

ブラックほどではないにしろ傷が目立ちやすい色なので、できるだけきれいな状態を維持して高額査定に繋げたいところです。

ブラックパールの車の売却をお考えの方は

ブラックパールやブラックマイカは人気の黒系なので多くの車種でプラス査定が望めますが、買取業者によってその幅は異なってきますので、より良い査定額を引き出すためにも一度「ナビクル車査定」での一括査定を検討してみて下さい。

ナビクル車査定での一括査定はガリバーやアップル、カーチスなど多くの有名買取業者が参加しており、その中から最大10社の査定を受けられ、私自身2度ほど査定をお願いしましたが、査定会社によってホンダフィットで約11万円、トヨタノアで約35万円の差が生まれました。

また一括査定では珍しく査定申し込みの時点で画面に売りたい車の概算価格も分かるという特徴があるため、その場である程度の査定額が想像できるというのも大きなメリットです。

ナビクル車査定で一括査定

あわせて読みたい関連記事