シルバーの車は買取査定も無難なのか?

無難なイメージが強いシルバーの車の買取査定

シルバーの車の買取査定

日本において車の色人気ベスト3は長年「白」「黒」「シルバー」であり、塗装技術が上がり様々な色が出ている現代においてもそれは不変です。中でもシルバーは「無難」という言葉が付いて回る色ですが、買取査定において有利に働くのか?

シルバーと一口に言っても濃い目のシルバーは「ガンメタ(ガンメタリック)「グレー」なんて呼ばれ方が一般的なので、ここでは割愛し純粋なシルバーに焦点を当てます。

街中でもシルバーの車は非常に多く、コンパクトカーから高級セダンまで幅広く分布しており、その人気の高さが伺えますよね。

「人気がある」「街中でよく見かける」ということは買取においてもプラス査定が期待できそうですが、果たして?

シルバーが人気の理由

新車でシルバーが人気なのは「あまり目立たない色を」控えめな日本人の気質も関係していると言われますが、世界的に見てもシルバーは人気が高く決して日本だけの現象ではありません。

「シルバーアロー」の名が示す通りメルセデス・ベンツの象徴的なカラーもシルバーですしね。

シルバーの車は悪く言えば「無難」、よく言えば「飽きが来ない色」でもあり、実は新車のシルバーってものすごく綺麗なんですよね。

シルバーのメリットといえばやはり傷や凹みが目立たない多少汚れても目立たないという色の特徴で、「車なんか動けばいいや」という方にはもってこいの色でもあります。

シルバーの車は比較的高い年齢層に人気のイメージがありますが、年齢と共に「車に時間や手間をかけていられない」という考えが強くなり、結果としてシルバーになるのかもしれません。

シルバーが特に人気の車種とは?

シルバーは多くの車種で人気上位に来る色ですが、若い人が好む色ではないためおのずと比較的高い年齢層が乗る車種やグレードに人気が集まります。

軽自動車やコンパクトカーならカスタム系ではなくベーシックモデルが、セダンなら中間モデルなど、ある程度道具として割り切る車種やグレードで人気になっており、この辺は傷や汚れが目立ちにくく飽きも来ない点が大きいのかもしれません。

具体例を挙げると、クラウンならアスリートではなくロイヤルサルーン、ヴォクシーではなくノア、アクアやプリウスのように中高年が好むコンパクトカーやカローラ、マークXなどのセダンでもシルバーは強い。

実用性の高い軽自動車でもシルバーは人気で、素のワゴンRやアルト、ミラといった肩ひじ張らず気軽に乗れるような車種で人気が高い傾向にあります。

当然これまで挙げてきた車種やグレードは新車、中古車共にシルバーが人気なので、買取査定においてもプラス査定が期待できます。

シルバーがあまり人気のない車種

一方でシルバーの人気がいまいちで買取でプラスがあまり望めない車種というのはどういったものになるでしょうか?

前述のように実用性の高い軽自動車ではシルバーは人気ですが、N-BOXのカスタムやワゴンRスティングレー、コペンなど若い人が好んで乗るグレードや趣味性の高い車種の場合、無難なシルバーの人気は低くなります。

この傾向は乗用車も同様で、ヴォクシーやヴェルファイアといったややカスタム色が強く比較的若いファミリー向けのミニバンではシルバーの人気はあまりなく、プラス査定が見込めない、もしくはプラスになっても微増程度に留まるでしょう。

近年は塗装技術の向上によって昔では考えられないような斬新で鮮やかな色が出てきており、また中高年の方も昔ほど無難を求めなくなってきているので、全体的にシルバーの人気は下がってきている印象を受けます。

■ヴェルファイアなど若い人に人気のミニバンの場合シルバーは微妙
■カスタム系軽自動車や趣味性の高い車もシルバーの人気はあまりない

シルバーの車が査定に与える影響

プリウスやアクア、クラウンなどシルバーが人気の車種では買取でプラス査定が見込めますが、大人気のホワイトやブラックに比べるとやや不利な面があり、プラスの査定幅は上限で5%くらいと見ておいた方がいいでしょう。

100万円が買取基準額だとしたら5万円くらいプラスになれば御の字。

全体的な傾向としてはシルバーが人気の車種では“だぶつき感”もあるため、「プラス査定になる車種は多いが、その幅はあまり大きくない」といった評価になります。

とはいえ不人気色のようにマイナス査定になることもほとんどない色なので、そういう意味では安心して買取査定に出せるという見方も。

街に溶け込み、傷や汚れも目立たず、査定においては飛び抜けたものはないが悪くもない…いろんな面で無難なイメージのシルバーの車ですが、「いぶし銀」という言葉からもそういった渋さこそが最大の利点なのかもしれません。

シルバーの車の売却をお考えの方は

シルバーの車はホワイトやブラックほど査定に強くはありませんが、今でも人気の色の上位に食い込む根強い人気からプラス査定が十分に狙える色です。買取業者によってその幅は異なってきますので、より良い査定額を引き出すためにも一度「ナビクル車査定」での一括査定を検討してみて下さい。

ナビクル車査定での一括査定はガリバーやアップル、カーチスなど多くの有名買取業者が参加しており、その中から最大10社の査定を受けられ、私自身2度ほど査定をお願いしましたが、査定会社によってホンダフィットで約11万円、トヨタノアで約35万円の差が生まれました。

また一括査定では珍しく査定申し込みの時点で画面に売りたい車の概算価格も分かるという特徴があるため、その場である程度の査定額が想像できるというのも大きなメリットです。

ナビクル車査定で一括査定

あわせて読みたい関連記事