ガンメタやグレーの車の買取査定額は?
引き締まった印象のガンメタやグレー
「ガンメタ」の愛称で知られるガングレーメタリック。かなり昔から使われるものの採用していない車種もそれなりに存在し、ホワイトやブラック、シルバーほど人気はない印象。そんなガンメタは買取査定でプラスなのかマイナスなのか?
そもそもこのガンメタ、定義があいまいな点があり、一般的な認識では「濃いシルバー」というものだと思われますが、シルバーとガンメタの境界やブラックメタリックとガンメタの境界も人によって異なるでしょう。
自動車メーカーのガンメタに対する色の名前も各社異なっており、「○○シルバー」という場合もあれば「グレーメタリック」、場合によっては「○○グレー」など、境界の不明さに拍車をかけています。
ここでは上図のR32GTRのような「濃いシルバー」「グレーのメタリック」という体で話を進め、買取査定においてどう影響するのか見ていきたいと思います。
ガンメタやグレーって人気あるの?査定への影響は?
昔から存在するガンメタは近年「グレーメタリック(メタリックグレー)」と呼ばれることが多く、今でも数多くの車種で採用されています。
かつてのガンメタはグレーにメタリックが入っただけのベタっとした色でしたが、近年は透明感や深みが段違いになっており、人気の高い色と言えるでしょう。
中でもマツダのアクセラやロードスターに採用される「マシーングレープレミアムメタリック」は美しく、塗装技術の向上をひしひしと感じさせてくれます。
ただ、ホワイト系やブラック系に比べると人気の面で劣るのも事実で、メタリックグレー系の設定がある車種の多くでは全カラー中真ん中くらいの人気である場合がほとんどとなっています。
とはいえホワイトやブラック、シルバーと同様に無色系であるガンメタは根強い人気があり、シルバーほど無難ではなく個性を演出できる上、シャープでカッコイイとあって基本的にマイナス査定になることはなく、多くの場合プラス査定が見込めます。もちろんホワイト系やブラック系ほど強くはありませんが
ただし、一口にガンメタと言っても美しさや艶やかさは千差万別で、その差はホワイト系やブラック系などより遥かに大きいものになっていますので、各メーカーのメタリックグレーへの力の入れようが人気に影響している点は見逃せません。
■ホワイト系やブラック系に比べれば買取査定においてやや劣る
グレーメタリックでプラス査定が見込める車種は?
グレー系のメタリックが人気の車種としてまず挙げられるのが上でも書いたマシーングレープレミアムメタリックを採用したアクセラやアテンザ、ロードスターなどのマツダ車。
この色はその美しさから新車販売においてもグレー系としては異例の20%前後を占めており、買取時においてもそれなりのプラス査定が見込めます。
一方、それ以外だとガンメタに人気が集まるような車種はあまり見当たらず、シルバーほどではないにしろ比較的無難な色とあって、色でのプラス査定は微増もしくはプラスにもマイナスにもならない場合も。
比較的男性に好まれる色なので、男性ユーザーが多い車種ではプラス、女性ユーザーが多い車種ではプラス査定はあまり期待できない傾向にあります。
年齢層に関しては年配の人より若い人に好まれる色なので、実年齢や気持ちが若い男性向けの車である場合にはある程度のプラス査定が見込めるでしょう。
具体的にスポーツ系やミニバンあたりになるでしょうか。
■比較的若い男性が好む車種でプラス査定の傾向
ガンメタ・メタリックグレーのプラス査定額
仮に買取基準額が100万円の車でガンメタやメタリックグレーのプラス査定額を考えてみましょう。
マツダのマシーングレーのような高い人気を誇るグレーであれば、買取業者によって多少異なるものの上限5万円くらいのプラスが考えられます。
ただこの色は特殊なオプションカラーでホワイトパールよりやや高く、新車の段階で43,200~54,000円プラスして払わなければならないため、新車で購入した車の場合、実質でプラスになるかは微妙だったりします。
それ以外の車種の場合0~3万円くらいのプラスが妥当で、マイナスにはならないものの気持ち程度のプラス査定にしかならない場合が多いでしょう。
渋くて綺麗な色なんですけど、基本的にはそれほど人気のある色ではないため、買取価格が大きく上がるということはありません。
ガンメタの車の売却をお考えの方は
ガンメタ・メタリックグレーはずば抜けた人気はないものの、比較的無難かつ渋い色とあって根強い人気に支えられプラス査定が見込めます。
ただ、買取業者によって欲しい色や車種は違いプラス査定の幅は異なってきますので、より良い査定額を引き出すためにも一度「ナビクル車査定」での一括査定を検討してみて下さい。
ナビクル車査定での一括査定はガリバーやアップル、カーチスなど多くの有名買取業者が参加しており、その中から最大10社の査定を受けられ、私自身2度ほど査定をお願いしましたが、査定会社によってホンダフィットで約11万円、トヨタノアで約35万円の差が生まれました。
また一括査定では珍しく査定申し込みの時点で画面に売りたい車の概算価格も分かるという特徴があるため、その場である程度の査定額が想像できるというのも大きなメリットです。
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